おそるべし両替屋(リベンジ編)

ついに、両替屋のトリックを発見する時がきた。

ところはスミニャックにある両替屋。レートがなかなかよろしい。
看板に従って入っていくと、通りからかなり奥にあるうえ同スペース内は人気のない刺青屋。
いかにも怪しい。
信頼できる両替屋が近くにあるにも関わらず、こんな怪しげな所にわざわざ入って行ったのは、
ひとえに両替屋がいつお金をちょろまかすのか知りたかったからだ。
2人の人相のよろしくない男に囲まれ、とりあえず1万円を出す。
思ったとおり相手は10万ルピア札ではなく、2万ルピア札と1万ルピア札で両替をはじめた。
2万ルピアや1万ルピアで大きな両替をするのは怪しい。相手が差し出した札を又数える。
10枚ごとに1枚の札で束ねると相手がクレームをつけてくる。
「10枚ごとに交互におけ」というのだ。(こいつは絶対ちょろまかす!確信が高まる。)
こちらがすべて数え終わったところで、相手がまたもや数えだす。(あぁ絶対やるぞ!いつだ?いつ?)
そして数え終わったところで、相手が札を整える。

見つめ続けた甲斐があった。
相手の親指の動きの不自然さを、ついに発見する時がきた!

奴は札を整えるフリをして、札束の自分側の札をこっそりと親指でカウンタ側に落とし込んでいた。
それに気づくと私の手は大きく振りかぶり、両替屋の手の中のルピア札の束を押さえこんだ。(とゆうか上から叩きつけた)
相手もこのいきなりの行為にびっくりして動きが止まった。しばらくの見つめあい。
ばれた・・・って顔しながら、相手が苦笑いする。
そこでニヤリと笑いかけ、無言で私の1万円札を指差した。不器用両替屋も仕方なく頷く。
さっさと1万円札をカバンにしまいこむと、相手が一言。
「君は良い仕事をする」
思わず笑ってこちらも「terima kashi(ありがと)」

この一連の行動を見ていた刺青屋の男が、自分が彫ってあげるから刺青しないか?と言ってきた。
仕方がないので「刺青?日本人にも人気あるよね。うちのパパも背中に刺青してる」(注:ホントはしてません!!)
と返事する。日本人の刺青=893と洗脳されてる現地人にはこの言葉がかなりきいたようだ。
帰りには人相の悪い3人の男たちは「君はほんとにきれいだ。すばらしい」
と賞賛をあびせかけ送り出してくれたのだから。
今回は快勝!

※私の思う不正を働く両替屋は
1:両替するやつともう一人人間がいる
2:わざわざ小額紙幣で両替をする
3:日本式に札を折り曲げて束ねるのを許さない(落しにくいから)
4:先に自分が数えてこちらに渡しているのにまた自分が数えだす
5:レートがいくらだったか途中で確認したりする(表のレート看板を他の人間に確認させてこちらがそれにつられて表の看板の方へ向く間に札をごまかすらしい)

とにかく最終のカウントをこちら側にさせないところはおかしい様子。意地でも自分が最後にカウントし渡された束を数えることだけに専念せずに札の種類も必ず見なきゃいけない。ほんと忙しい。
友達は両替の時に最終でどちらが数えるか奪い合いになり
「おまえ絶対触るな。ほらおまえも見てるやろ。数あってるやろ。触んなぁ!」
と言い続けて両替をした事があるらしい。強気が肝要かも!

記述:2001

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