トランプ詐欺に巻き込まれてみた

バリではよくある話でトランプ詐欺がある。ある日この話に飛び込んでみた←お馬鹿

とある所でとある成行きでコリアンと称する女性とお茶を飲み話をしていて、
彼女のママの家に行くはめになり、クタ・ヴィレッジまで車に乗せられ連れていかれた。
不信はあったものの、興味本位と悪運の強さでなんとかなるかと思ってるうちに家に到着する。
とても綺麗なお家で、家の中も立派なものだった。
彼女が日本についてお話して欲しいと言っていたママは病院に行ったとかで(すでに怪しい)、
しばらく待ってと言われ、その間彼女の兄が私をもてなしてくれた。
その兄は明るく陽気な人で、話もおもしろい。
彼はカジノでトレーナー兼プロデュースをしているという。会社と自宅はオーストラリアにあるとの事で
オーストラリアにきたら連絡するようにと自宅と会社のアドレスと電話番号を書いてくれる。
色々な諸外国の話をしているうちに、彼の仕事の話が始まった。
ヌサドゥアの高級ホテルでカジノの仕事しているが、先日金持ち連中を集めて家でカードをしたとの事。

シンガポールで船を50隻有するカーゴ会社のある中国人社長をその時に勝たせてやったが、
彼からのバックはごくわずかだったとゆう。
おまけに彼のママをこき使い、そのせいでママは倒れて病院に行く羽目になったとの事。
「あのケチケチ中国人のせいだ!」「中国人はほんとにきたない!」と、散々ののしりまくった。
カジノにおける勝率などを聞いて話を続けていると、ポトゥ(??なんかこんなような名前だったような)のやり方を教えると行って別室に連れて行かれた。
ここで警戒警報が私の中で再び鳴り出した。しかし、なぜか私は冒険(?)を続ける。

彼が教えるといったのは、ブラックジャック。
そこから彼の妹ニーリィと並び彼のレクチャーを受けトレーニングをさせられたのである・・・
トレーニングといっても強くなる方法ではなく、もっと確実な道、そう、いかさまのやり方。
ディーラーとつるんで相手をはめる方法だった。
彼がこれを教える理由は一つ。

先述のケチケチ中国人社長を嵌めるのに協力させる為。
しかし私が嵌められる可能性大なので、そろそろこの家を脱出する潮時だと思い、友達が待っていてどうしても行かなければとお断りした。
あのホモ野郎をやっつける、あと5分だけ待ってとか彼がねばっているその時、タイミングを見計らったように中国人の到着をメイドが告げにきた。
そのタイミングの良さと、眼鏡をかけチンケな背広姿のとってつけたような中国人社長を見て、
さすがに「やばい」と思ったが矢継ぎ早にすべてが進行し始めた。
挨拶させられ席に座らされたが、騒ぎ出すより機を見て逃げ出した方が安全のように思ったので
しばし我慢し大人しく座っていた。
私は座って妹を助けるだけだと言っていたのに、私が賭けているかのようにゲームを進行させていく。
それに抵抗しながら2ゲームほど勝ったところで、いい加減頭にきた。
これ以上こんな茶番劇に付き合ってられるか!
「もう帰る」と宣言すると、ラストゲームといって又カードが配られた。簡単には放してもらえない。
カードとディーラーのサインでは明らかにこちらの勝ちだ。
しかし、中国人社長のカードはブラックジャックになりえるエースが出ている。
アホらしくなってふてくされていると中国人社長はゴムバンドでしばった100ドル札の束を取り出し机に置いた。
オープンするにはこれと同額かけねばならない。
何という陳腐な流れ・・・
更なるふてくされを続けて「お金なんか無い」と抵抗を続ける。お金はディーラーが立て替えると言いだす。
中国人にはクレジットカードを見せるだけでいいとかまで言い出す。
クレジットなんか見せたら最悪だと思い、クレジットカードはないと突っぱねる。
押し問答を続けていると、中国人社長がゴネだした。
「自分は現金を見せているのに彼女が現金を出さないなんておかしいじゃないか!」
私はふてくされ、兄妹はオタオタ私を説得しようとする。
4人がそれぞれ自分の主張をしていたが私の我慢はもう限界!
「もう、帰るっ!!!」
売り飛ばされたり身包みはがされたりといった恐ろしい妄想は頭からはねのけ、強気で立ち上がった。
ここで短気ナンバーワンぶりを発揮させたのが効を奏したのか「私の勝ちでいいね」と中国人が言い、ゲームオーバー。
兄は他の人が来るからもうワンゲームと中国人に言い、妹に私を送るように言った。
なんとか無事脱出・・・。
妹は私にひたすら謝っていたが・・・、まぁ結局私をカモにしたかったのだと思うんだけどね。

結果、時間を無駄にしたがお金は一銭も払ってない。
ご飯と果物をごちそうになったので、こちらが食い逃げ状態ともいえるが。
でも彼らが本当の悪人ならどうなっていたのか・・・。(いずれにせよ人を騙そうとゆうのだからまぁ悪人だけど)
好奇心は程ほどに、馬鹿な事にはもう2度と関わらないと密かに誓う私なのであった。

※さすがに兄のカードサバキはすごかった。トレーニング中もおもいのままカードを操る。
プロ相手にギャンブルはするもんじゃないと、それだけは勉強になった。
彼自身によるとカジノで勝てると思う人間は愚かだとの事。勝てるのはほんの一握り。
勝敗の確率は勝ちが7パーセント・負けが93パーセントと力説していた。(ほんとかどうか知らないけれど)
そんなことはさておき外国人を名乗る人たちには注意するに限る。

記述:2001

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