ジブラルタルで叫ぶ

マラガからラ・リネアに到着し、てくてく歩いてパスポートとチケットを見せるだけの
イミグレーションを通りイギリス領ジブラルタルへ辿りついた。

ここへ来たのは、フィッシュ&チップスを食べたかったからではない。
スペイン語にうんざりして、英語圏へ逃れたかったからだ。(といっても、発揮できる英語能力はゼロ)

国境越えの後、中心地までバスで行こうとしたら目の前で過ぎ去って行き、日曜のせいかその後バスがない。
タクシーもなく、仕方なく荷物を引きずって歩く事にした。(この時点で疲れてちょっとキレかけ)
道に迷いながら、人がほとんど通ってない道をトボトボと肩を落とし歩く。
「疲れたよー」と一人つぶやいていると、鞄に何かが当たった。
つづいて、また何かが道路に当たる音。腕にも何かかすめた。
よく見ると・・・・・石だ!
すかさず飛んできた方向を確認したら、小中学生くらいの子供が数人、石をこっちに向かって投げている。
見つかった事に気がつくと仲間内で顔を見合わせてる・・・
瞬間、ブチっと血管切れた。
「クソガキー!!何さらしてるんじゃぁぁぁ!!!」(←まぎれもない大阪弁の叫び声)
疲労困憊の為逆襲かなわず、叫び声に驚いたのか奴らの逃走後も、怒りおさまらずその場で地団駄を踏んだ。(大人げゼロ)
子供の悪ふざけか?イエローモンキー東洋人への嫌がらせか?
いずれにしても、むかつく、。くそガキめっ。人に対して石を投げるなぞ無礼だぞ。
何故か悔しくてひとしきり道路でわめいたが、また歩き出した足取りは非常に重かった。
のろのろと街の中心に到着し、ホテルを数軒尋ねてなんとか腰を落ち着けた。
それから散歩に出かけて、優雅に飛びまわるカモメを見てしばし心を癒したのであった。
「なんでこんな所来たんだろう」と、つぶやきながら。
しかし、そんなテンション激下がりの私に神様は次の朝、とある出会いを用意してくれていたのである。

続きは・・・「ジブラルタルで会う」へ

記述:2001

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