ジブラルタルで会う

ジブラルタルの中心で文句をほざき、ふてくされて眠った次の日。
いそいそとダイニングへ降りていった。
嬉しい事にこのホテル、朝食付だったのだ。結構料金取るだけある。
いやイギリス領だからとか?まぁ、そんな事はどうだっていい。とにかくブレックファーストだ♪

「飯だ、飯だぁ〜よ♪」と心の中で歌いながら入って行くと、一人の東洋人女性がこちらを見ていた。
目が合うとニッコリとしたので、こちらもニッコリで応えてみた。
何人?あんなに愛想がいいから、多分日本人ではないのかな。 (他の街で日本人を数人を見かけたが、何故かうつむいてるか目をそそくさと外すかで、にっこりと挨拶をしてくる人はいなかった。何でなの??)

少し離れた席に座って気になりながらも朝食を堪能する。
すると、食事の終わりかけに先ほどの女性が話しかけてきた。
「イワサキさんですよね」
・・・日本語?日本人?えぇぇーっ、なんであたしの名前を?????
と、びっくらこく私に彼女が説明してくれた。
昨日夜遅くこの街に辿りついた彼女、宿どうしようかなぁと歩いていると偶然このホテルに行き当たったらしい。
夜遅いし空いてたら泊まろうかとフロントへ行くと、受付が彼女が日本人と知ると
「今日、日本人が泊まってる。イワサキって名前だが知り合いか?」とご丁寧にも名前まで発表。
知るわけねーだろと思いながらチェックインした彼女、朝ごはんの時にでも会えるかもと張っていたらしい。

その後、食後の散歩へ一緒に出掛け、ジブラルタルを出てミネアのバス停まで一緒に行った。
私はロンダへ行こうとしていたがバスは出てしまっており、次に行こうと思っていたセビーリャに行く彼女にくっついて行く事にした。
結局セビーリャで2日間寝食を共にしたのであった。
不思議なもんである。彼女はイギリス留学後で、帰国前にヨーロッパをまわっていたそうだ。
私も彼女もジブラルタルでは一泊だけするつもりで一日ずれてれば会ってないし、違うホテルなら、いや受付のおばちゃんが口が堅かったら会っていたかどうか・・・。
人は会う時には会うものであるようだ。ちなみに彼女も関西人なので帰国後も会っている。

記述:2001

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