グラナダの素敵なおばさま

―(「グラナダの意地悪ばばぁ」の続きから)

手にいれた時間を見ると夜にバルセロナに向かえるのでそれまでグラナダを観光しようと荷物を預けにコインロッカーに向かった。しかし・・・・

使い方がさっぱり分からない。というか、いくらするのかさえどこにも書いてない。
仕方ないので人が使うのを見てみようとロッカー前に張り込む。
するときょろきょろしてる私をさっきから心配そうに見つめるおばさまが一人。
しばらくして彼女がためらいがちに近づいてきて、スペイン訛りの少ない英語でロッカーの使い方を教えてくれた。

それによるとお金はロッカー横のなぞの機械で専用コインに変えるらしい。
そしてあとは鍵をかけるのだが、これが問題。となりではロッカーが閉じなくてガンガン叩き付けている・・・。
おばさまも荷物を預けていたらしく開き方を実践で説明してくれたのだが、これもまた開かない。
すったもんだの末なんとか無事におばさまの荷物と私の荷物は然るべき位置に収まった。

素敵なおばさまはグラナダからマドリットまで戻るとのことで、一緒に回れたら良かったのにって残念がってくれた。
さらに一人旅でスペイン語の出来ない私を心配してくれ、旅の安全をお祈りしてくれさえした。
さらに「あなたがこの旅を心から楽しんでスペインを好きになってくれたら私もうれしいわ」って言って去っていった。
なんて親切なんだろう。心が洗われる思い。
この素敵なおばさまの励ましを受けてスペインを好きになろうと思い、再びチケットカウンターに向かったのであった。

・・・つづく。「再び意地悪ばばぁ」へ

※コインロッカーは色々とあるみたいで、暗証番号を入力するタイプにも遭遇した。
説明書きはやっぱりスペイン語だけだったので、周りの人が使うのを観察。料金は300セペタ位だった気がする。

記述:2001

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