開かない鍵

宿によっては建物の特定のフロアだけが宿になっていたりするので、まず自分の宿まで辿り着くには、建物自体の入り口のドアを開けてもらわなければならない。
(建物のドアは、ほとんどカギが架かっている為インターホンで宿の人に開けてもらう事になる)

英語の全く通じない宿だと、インターホンを鳴らして自分が何者か告げても
相手は分からないのか、ガシャンと切られて中に入れてもらえない・・・
何度も鳴らすと今度はインターホンを取ってもらえないこともあった。
ましてやシェスタの時間にうっかり宿に戻ろうとしたら、宿屋が昼寝中で16時すぎるまで中に入れない・・・
おかげで何度か宿の建物の前で締め出しをくった。

しかし、捨てる神あれば拾う神あり
有難いことに開かないので困っていると、思いのほか他の階の住人がたまたま降りてきたり帰ってきたりして、中に入ることができた。

しかし、入り口についているのが古い鉄格子だと、立て付けがおかしくなっていて
カギが開いても扉があかない事態となる。
大人3人がかりで鉄格子を力づくで開けたこともあったが、とにかく油断ならない。

一度、朝早くにバスの出発時間を確認しにバス停に出かけようとしたら、宿の主人がとんで来た。
出かけるならこのカギを持っていきなさいと、3つほどカギを渡された。
鍵があるから安心していたのだが、実際建物の入り口を開けようとしたら、
鍵がうまく開いてくれない。
宿の主人から伝授されたコツを試したが、開いてくれない。
パニックになって格闘すること30分。その間通りかかりの老人までが協力してくれたが、鍵は素直に開いてくれない。
結局他の階の住人が帰ってきて特別なコツを使って開けてくれたのだが、
この時はいい加減うんざりした。 鍵を持ってるのに入れないなんて・・・
鍵取り替えろー!鉄格子に油でもさせー!

しかしある意味セキュリティー満点のスペインの建物であった。

記述:2001

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